研究紹介
男鹿半島の巨大鯨骨コンクリーション群の成因
男鹿半島には巨大なコンクリーションが多数あります。これらのコンクリーションの中には鯨の化石が含まれています。こんなに巨大なコンクリーションがたくさんあるのは日本でここだけ!?日本のウユニ塩湖とも呼ばれる男鹿半島の鵜ノ崎海岸は絶景です。
近くにはシリカコンクリーションもあり、その成因解明も期待されます。
なまはげで有名な男鹿半島、きりたんぽや紅ズワイガニ、石焼鍋は絶品です。
完新世コンクリーションの形成プロセス
名古屋港浚渫時に採掘されたウニ・カニ・貝の炭酸塩コンクリーションの形成メカニズムを探っています。これらのコンクリーションは完新世のコンクリーションです。
干潟にコンクリーションがあるのでは、という着想に至り、藤前干潟で泥まみれになりながら試料採取も行っています。
関連して、貝塚にもコンクリーションあるのでは、と思い、南知多町の先苅貝塚の調査も進めています。
北米グリーンリバー層から復元する始新世前期温室期の気候変動
北米の湖の地層から当時の環境変動の復元を目指して、野外調査や試料分析を行っています。
湖成チャート層の生成メカニズムの解明
湖の地層からチャートという硬い岩石が産出することがあります。このチャートが形成される湖環境の条件や原因を解明しようと試みています。
過去の台風強度復元を目指したハンモック状斜交層理砂岩の産状
地層に記録される波浪堆積物から現在よりも温室な時代の波浪強度を復元することを目標としています。福岡県、高知県、千葉県に見られる波浪堆積物を対象にしています。